電気工事士試験について

皆様こんにちは。日々の勉強お疲れ様です。

さて本日ですが、電気工事士試験について傾向と対策を検討していきたいと思います。
実はむかしむかし、少しだけ勉強したことがあるのですが先に第一種衛生管理者資格を取る必要が有り、途中のままとなっております。

電気工事士の国家資格って何ですか?

電気工事士の資格には、第一種電気工事士と第二種電気工事士の2種類があります。

第一種電気工事士の資格は受験制限はありませんが、筆記試験と技能試験に合格した後に免状を交付するには3年又は5年以上の実務経験が必要となりますので、第一種電気工事士を受験する方は免状の交付時期を覚えておいてください。

一方、第二種電気工事士の資格は第一種電気工事士の資格と同じように受験制限はありませんが、筆記試験と技能試験に合格した後に免状交付の申請をすれば免状は後日交付されるという違いがあります。

第二種電気工事士の資格は電気工事会社で働こうと考えている方の登竜門となる位置づけの資格なので、就職活動を始める学生の方や転職を考えている社会人の方は第二種電気工事士の資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

電気工事士の試験勉強を始める前に

初めて受ける第二種電気工事士のサイトに足を運んでくださった皆様は、電気について興味があり電気について勉強している又は勉強でも始めようかなと考えているのではないでしょうか。

電気が流れているかどうかは目で見ても見えないし電気の値を求める計算式はたくさんあるから難しいと思っている人がたくさんいると思います。

でも、心配は無用です。小学生の時に習った算数を思い出してください。公式を覚えて、公式に数字を当てはめて四則演算(+、-、×、÷)をしたらほとんどの問題は解けたはずです。

電気理論も同じことで、それぞれの電気の値を求める公式を覚えてその公式に数字を当てはめて計算すれば問題は簡単に解けてしまうんです。

国家試験の第二種電気工事士の筆記試験では、全問題数50問中で10問程度は毎年計算問題として電気理論が出題されています。

このサイトでは、筆記試験に合格するコツと特に電気理論(公式を使った計算問題)について詳しく解説をしています。

また、電気の勉強が初めてという方でも理解しやすいようになるべくわかりやすい言葉を使い各ページを作っているので、一通り読んでもらうと筆記試験と実技試験に合格できるレベルの知識が身に着くと思います。

勉強する順番が超重要

別の記事でもご紹介したのですが、この試験はいくつかの科目に分かれており、配点がある程度決まっているため、もし最短の勉強時間で合格したいのであれば勉強する順番を工夫することが非常に大切です。

【超重要】電気工事士試験の合格ラインと配点

電気工事士の試験は、合格ラインが60点です。

そのなかで、配線図記号の問題は例年10問ほど出されます。1問2点なので、20点。

さらに、器具、材料・工具の問題が例年約13問出されます。これは26点分。

これらの項目は、丸暗記が可能。

つまり、丸暗記できる部分をすべて覚えれば、例年通りであれば合格ラインである60点のうち、なんと46点分をカバーすることが可能なのです。

少々不得意な項目があったとしても、ここをきちんと勉強しておけば十分カバーができます!

図記号・工具の暗記が第一歩!

前項の通り、配線図記号や工具を覚えることが第二種電気工事士試験の重要な得点源。

従って、効率よく勉強したいのであればまずは配線図記号・工具の項目から始めることをおすすめします。

使うテキストによって、どんな項目がテキストの最初に来るかは変わりますが、最初が理論(計算問題)となっているものも多いです。

その場合は勉強する順番を変えていいと思います。

無論、計算問題が得意な方やテキスト通りに進めて理解を深めたいという方もいると思いますので、かならず私の紹介しているやり方が正解とは言い切れませんが、特に私のような電気の知識がない方や、文系で計算問題が苦手な方は手が付けやすく、得点にもなる暗記項目から始めてみてはいかがでしょうか。

配線図の図記号の勉強方法

配線図の図記号の勉強方法も「ひたすらおぼえる!」です。

配線図の図記号はたくさんあり、一つ一つおぼえていくと大変なので、似たような図記号をまとめておぼえるのが配線図の勉強のコツになります。

例えばコンセント(壁付)の場合、コンセントの図記号は、

コンセントの図記号

という図記号になりますが、このコンセントの図記号に例えば「ET」と付くと、

接地端子付コンセントの図記号

となり、接地端子付コンセントの図記号になります。

さらに、接地端子付コンセントの図記号に「E」が追加されて「EET」になると、

接地極付接地端子付コンセントの図記号

となり、接地極付接地端子付コンセントの図記号になります。

このように、同じような図記号をセットで勉強していくとおぼえやすいです。(配線図の図記号は数が多いですが、こんなのが多いです。)

初めはよく分からないかもしれませんが、勉強を進めていくとだんだん慣れてきて分かるようになります。

技術評論社の「第二種電気工事士試験 完全攻略 筆記試験編」では、勉強する方がおぼえやすいように同じような図記号でグループ分けし、さらに、図記号のおぼえ方も掲載しています。図記号だけポンポンと載せてはいませんので、比較的スムーズにおぼえていけると思います。

第二種電気工事士試験完全攻略筆記試験編の第2章の一部抜粋

第二種電気工事士技能試験の勉強の進め方

第二種電気工事士の技能試験は、制限時間(40分)以内に与えられた課題を決められたルールにしたがって作れば合格です。

例えば、こんなものを作ります。

令和3年度(2021年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No1の完成写真

これは令和3年度(2021年度)の候補問題No.1の完成写真で、写真のように作れるようになればOKです!(施工条件は想定して作っています。)

それで、この写真は候補問題No.1ですが、候補問題はNo.1からNo.13まであるので、技能試験の本番までに全部で13問の候補問題を作れるようにならなければなりません。

「13問って多いなぁ~」

と思うかもしれませんが、実際に作ってみて慣れてくるとそうでもないので頑張りましょう!

それでは、技能試験の本番までにすること(勉強の進め方)について説明します。

初めに、ざっくりと本番までの勉強の流れを書くと次のようになります。本番までにすること(勉強の進め方)

❶技能試験対策用の参考書を準備する

❷技能試験の練習で使う工具を揃える

❸技能試験の練習で使う材料を揃える

❹複線図の書き方を勉強する

❺単位作業(基本作業)の練習をする

❻参考書に載っている想定試験問題にしたがって候補問題No.1~13まで施工(実際に作る)の練習をする

上記の内容に準備を進めて、是非とも実技試験の練習をしていきましょう。

こればっかりは、ひたすら練習あるのみかと思います。(一度出来るようになると簡単です)

工具はしっかりと準備することが非常に需要です(ケチらず扱いやすいものを購入することをおススメします)